お姉さんの冷凍みかん

真行寺 譲        


 健二はこの夏休みの大半を、だらだらとすごしてしまい後悔していた。

「いつまで寝ているの!もう10時よ!」
「まったく!一日中ごろごろごろごろして!」

うるさい母のどなり声に起こされ、なんとなく食べて、TVを見たり、
マンガを読んだり・・・。
2回程、友達と遊園地のプールへ行ったのが唯一の夏休みらしい
イベント・・・というか・・・。

(あ〜あ、このまま今年の夏休みも何もなく終わってしまうのかなぁ・・・
何か面白い事ないかなぁ・・・)

夏休みの残りはあと一週間である。
勉強が得意な健二は、宿題の方は昨日までに、
すっかり終わらせてしまっていた。


 「あっそうだ!」

健二は地図帳を取り出した。
「軽井沢に行ってみようか・・・・」

お金持ちの家の友達が言っていた。夏休みは軽井沢の別荘へ行くんだって・・・。
健二の家は、食べるには困らないがどちらかと言えば貧乏で、
別荘どころか、一泊旅行すらほとんど行くことが無かった。
涼しい風、美しい木々、開放的なリゾートの雰囲気、有名なお店・・・。
その友達の話を聞くにつけ、一度は行ってみたいなぁと思っていたのだ。

・・・だけど・・・電車代・・・ぜんぜん足りない・・・・し・・仕方ない・・・

健二は無賃乗車する事にした。軽井沢に下車しなくてもいい・・・
ホームや列車の窓から見るだけでもいい・・・・と思ったのだ。

どちらにしても、退屈だった夏休み・・・健二にとっては一発大逆転の、
大イベントになるはずだ。


 翌日、家族には、
「友達の家に行ってくる、もしかしたら泊まらせてもらうかも」
と言って、健二は朝早く出かけた。
国鉄の駅まで来ると、あやしまれないようにと、わざわざ少し離れた
ターミナル駅までのキップを買った。本当は隣の駅まででも同じことなはずだが、
なんとなくその方が安全な気がした。

通勤電車に乗っているうちはなんの心配も無い・・・・。

 健二は、数路線を乗り継ぎ、いよいよ軽井沢行きの列車に乗り込んだ。
検札が来ると大変だから、急行には乗れない、鈍行列車である。
もっとも各駅停車の列車でも、この辺りの長距離列車では検札が行われる
かも知れないので注意が必要だと、健二は思った。
座席も急行列車並みに、進行方向に沿ってボックス型に並んでいる。

 列車は空いていた。健二は2人がけのボックス席に座った。
無賃乗車しているという意識は、ことのほか胸を圧迫していた。
今にも 「キップ拝見」 と言って車掌が来るのではないか!?と思うと
胸がドキドキしてなかなか静まらなかった。
逃亡する犯罪者の気持ちってこんなだろうか?などと思った。
・・・いや・・・確かに無賃乗車も犯罪ではあるのだが・・・

 数駅を過ぎても、車掌が回ってくる様子は無かったが、健二は心配だった。
必死に考えをめぐらせ、車掌が乗っている最後尾の車両から数えて
2つ目の車両へ移動した。そして、車掌室の方が見えるように進行方向へ
背を向けて座った。こうしておいて、もしも車掌が動き出したら、少しずつ前方の
車両へ歩いて移動し、時間を稼いで次の停車駅で下車してしまえば
つかまらないと考えたのだ。
実際にうまく行くかどうかは自信が無かったが、健二はこのプランで少し
気分が落ち着いた。窓から外を見ると、もうだいぶ田舎の景色に変わっていた。
田園風景・・・、進行方向を見やると、もうすぐそこに山々が連なっているのが見えた。

 さらに数駅が過ぎ、とある駅で、とても綺麗なお姉さんが乗車して来た。
ノースリーブのワンピース、レースのカーディガン、パンプス、高級そうなバッグ、、、
どれも真っ白。健二の頭には 軽井沢別荘麗人 などという訳のわかったような、
わからないようなあやしい言葉が浮かんだ。

 お姉さんはしばらく座席を見回していたが、なな、 なんと、他に沢山座席が
空いているというのに、何を思ったのだろうか? 健二の向かいの席へやってきた。

「あのう・・・ここ・・・いいかしら?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

健二は驚いて何も言えず、かぶっていた野球帽を深くかぶり直すのが精一杯だった。
自分で、顔がどんどん赤くなってゆくのがわかった。とても恥ずかしく感じた。

「ウフフ・・・かわいいのね」

お姉さんはそう言うと、健二が返事をしないのをいい事に、勝手に向かい側へ
腰を下ろした。

「あ、あのう・・・なんで!???」

「いいでしょう?!
       キミみたいな、カワイイ子の
                     近くがいいの・・・」


健二は嬉しい?恥ずかしい?・・・・というのを通り越して、
キツネに摘まれたような気持ちになったが、おかげで顔が赤くなるような恥ずかしさ
からは開放され、お姉さんの姿をよく見ることが出来るようになった。

(クッキーフェイスのお姉さんにそっくりだ!!!)
健二は嬉しくなった。クッキーフェイスのお姉さんとは、
健二のあそこを、その姿だけで、勃起させた、最初のお姉さんである。
・・・いや、TVCMの話だ・・・・。
とある化粧品のコマーシャルに出ていた、後に白血病で夭折した、
飛びっきりの美人女優である。このお姉さんは、その人にそっくりだと、健二は思ったのだ。

「どこまで行くの?」
「か、軽井沢です・・・」
「アラ! 私と同じネ 仲良くしようね!」
「・・・・・・・・・・・・・」
「ねぇ、キミ 歳いくつ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
健二はしばらく尋問を受けた。
時々切り返してみてはみたものの、お姉さんは自分の事はほとんど話さなかった。

身長は?体重は?家族は何をしているの?学校はどこ?好きな食べ物は?
彼女はいるの?・・・・・・・・・
次々と出される質問に夢中で答えていた。夢中で、、、、
お姉さんの美貌に ポーッ と なりながら。。。。


 だから全くその時まで気がつかなかった。。。。

「ハイ! キップを拝見!!」

(ギクッ!!!!!!)

車掌が検札に回ってきていた!
(わっ!やばっ!しまったぁぁ!)

健二は、天国から一気に地獄に突き落とされた気分・・・・

「あの あわわわわ あぁ」
「どうしたの?」 「どうしたんですか!?」
車掌とお姉さんの声がダブって聞いた。

「じゃぁ 私のから・・・ハイ」
お姉さんが車掌にキップを出した。
「はい、どうも」
「次キミ! ・・・まさか・・・キップ・・・ありますよね!」
「は、はい・・あの・・・」

健二は観念した。いまさら走って逃げても列車の中ではどうにもならない。

「こ、これです」

「おいおいおいおい・・・・」
「随分と乗り越しだけど・・・」
「何処まで行くの?」

「か、軽井沢です・・・」

「そうですか。じゃぁ 今清算して下さい!」

車掌は電卓の親方の様な機械を使って計算した。
「2,940円です」

「・・・・・・・・・・」

「どうしました。まさか・・・」

健二は黙って下を向くしかなかった。
財布には 2,000円位しか無かったのだ。

「あ・・・あのう・・・私が出すわ」

「・・・いいんですか?」「そうですか?それならいいでしょう ハイ」
パチン パチン パチン

車掌は溜息をつき、首をかしげながらも次の客へと向かった。

「・・・・ありがとう・・・・」

「ありがとうございます! ・・・でしょう? 年上に向かって・・」

「す、済みません。ありがとうございます・・・・
「いいのよ・・・でも何で?!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
健二は説明した・・・・・・

「フーン・・・何も無い夏休みかぁ・・・」
「うらやましいわぁ・・・・」
「えっ???」
「大人になるといろいろ有り過ぎて・・・
何にも無くて退屈なんて・・・学生さんならではの悩みね・・・」


お姉さんは遠い目をして、しばらく黙り込んでいた。
なにか苦しい事があるのに違いない、、、、そう健二は想像した。
お姉さんは、急に、辛い思いを振り切るかの様にして言った。

「そうだ!みかんは好き?・・・」
「冷凍みかん・・・駅で買ったのよ」

「食べましょう・・・私たち・・・みかん食べましょう!」


「うん」
「うん!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 それから、2人はすっかり打ち解けて、、、。
傍目からは本当の姉弟のように見えただろう。

お姉さんは ひと房 ひと房 みかんを取り分けてくれた。

「はい。・・あ〜んしてぇ・・・うふふふ」
「あ〜〜〜ん」

健二の脳裏にはそうした一瞬一瞬が、お姉さんの白くて長い指、
口びる、肌、ワンピースの白、ワンピースを形よく盛り上げている胸の形、
ワンピースから飛び出している、肌色のストッキングごしの太もも、
・・・・・・
そうした全てが順番に、まるでスチール写真を一点一点撮影するようにして、
記録されていった。

 本当に美しい、、、。あんなに日焼けしてはいないけれど、
まさに、クッキーフェイスのお姉さんだった。
ひとつ違っているのは、このお姉さんにはあのTVに出てくる女優さんには無い
エッチな感じが漂っている点だった。

「ねぇ・・みかん、もっと食べるでしょう?」
「うん」
「ウフフ・・・取りなさいナ」
「えっ・・・・!」

お姉さんはみかんの ひと房を自らの太ももの上に置いて言った。

「さぁ・・・!」

「う・・・・うん」

おそるおそる出した健二の指は、みかんを摘むとき、少しだけ
お姉さんの太ももに触れた。

「アン!」
「・・・・・」
「どう?特別においしいでしょう!」
「・・・は・・い・・」

「じゃぁあ 次はぁ ・・・・・・ ココ ・・・・・・・」

お姉さんはみかんをワンピースの胸ぐりを広げて、
中に入れてしまった。「アン! つ 冷たぁい・・・」

「どうしたの?! ふふふ 」
「はやくぅ〜〜〜〜!」
「みかん温くなっちゃうよぉ」


「い ・・・・ いいの? ・・・・」
「早く はやくぅ〜〜〜」
「は はい」

健二はさすがに落ち着きを失っていた。
ドキドキドキドキ・・・・心臓の鼓動がはやまった。
ワンピースの胸ぐりから手を差し込んで、
お姉さんの胸の辺りをまさぐった。

「あっ あ〜〜〜〜ン」

お姉さんが小さく声を上げる。

「ない!ないよぉ 」

「も・・・もっと右よぉ・・・そうそうも少し 下ょ」
「そうそう ソコソコぉ フフフフ」

「・・・・こ ココは ・・・・」

健二の指が導かれた先は、お姉さんのワンピースの中で、
ブラジャーをくぐって、さらにその中へ、、、
そこは、、、 乳首 、、、 だった。

「あぁぁあぁ アン! あぁ」

「こ コレ?」
「そうよ! ソコ それよ お姉さんの冷凍みかんよ!」

健二はもちろんそれがみかんでは無くて、お姉さんの乳首
だとわかっていた。指先でやさしく、ころころとつまんでみた。

「あん アン あん アンぁぁ」
「と・・・・取れないヨ!」
「いいの イイのぉ ・・・」
「いいから もう少しそうして さわさわ していなさいナ」
「き 気持ち いい とても 気持ちいいのよぉ 」
・・・・・・・・しばらく遊んだ・・・・・・・・
お姉さんが気持ちよがってくれたので、健二は次第に
大胆になっていった。左の乳首もさわさわした。
豊かな乳房全体も少しもみもみさせてもらった。

みかんは胸の谷間の所にあった。
「あった!」
「たべなさい」
「ウフフ・・・どう? おいしい?」
「う・・・うん」

「あのぉ お姉さん・・・」
「なぁに?」
「みかんを ひと房 手渡して下さい」
「う? いいよ ハイ」

「さっきから僕ばっかり食べてるよ」

「お姉さんも!どうぞ。。。
            ホラ!・・・・・・
                 ここのココの・・・・」

健二は自分で、自分の積極性に驚いていた、、、。
内気なはずの自分が・・・・。全てこのステキなお姉さんの
おかげだと思った。

「ほら!ここのみかん! お姉さんどうぞ!」

健二はみかんを、さっきからもうとっくに目いっぱい、
パンパンに大きく膨れ上がっているGパンの、
おちんちんのところに置いて言った。

「ウフフ・・・・・・ハハハぁ・・・・」
「まったくもう 調子に乗っちゃって」
「わかったワ いただくわね」

お姉さんの白くしなやかな手が・・・
健二の太ももの上に止まった。そして、ゆっくりゆっくりと
健二の核心の方へとずり上がってくる。

「あっ ・・・・・ ぁぁ・・・・ お お姉さん!!!」
「あぁ〜〜〜〜っ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

す、すみません。作者の真行寺です。この話ここまでにさせて下さい。
後は、みなさんでお好きに続きを考えて下さい。どうか目いっぱいエッチに
想像を膨らませて!白い噴水をぶち上げて下さい。
・・・無責任だって(^-^;・・・・・・
どうも済みません( ^.^)( -.-)( _ _)
ショートH にしては長くなってしまいましたし、、、。
それより、、夏目雅子さんの事を思い出してしまったからです。

 真行寺譲のショートHは全てフィクションです。決して私の経験談では
ございません。 が この話の健二がクッキーフェイスのお姉さんのTVCMに
萌えたというくだりだけは、私の体験談そのものです。こんなエッチな小説の
中で登場させてしまっては故人に失礼でしょうか? でも ・・・
私は大好きだったのです。あのいやらしさの全くない、しかもセクシーな、
なんと形容して良いのか? とにかく 美しい やわらかに美しい 人でした。

 夏目雅子さんが27歳の若さで亡くなったという事実を思う度に、
涙が出て来てしまいます。私にとってはただのTVの向こうの人。
映画の向こうの人だっていうのに・・・・・・・。
なんででしょう???・・・・・・。

 もしも、もっと骨髄バンクの登録者が沢山だったら、移植をうけられて、
彼女も死なないで済んだかもしれません?ネ。 ここにリンクを設けることは
控えますが、ご存知でしょう?骨髄バンク! これをお読みの 特に お若い方!
ぜひ登録して下さい。ネット検索すると沢山の解説ページに出会えます。
お願いします。









本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | さまざまな報酬パターン | 共有エディタOverleaf
業界NO1のライブチャット | ライブチャット「BBchatTV」  無料お試し期間中で今だけお得に!
35000人以上の女性とライブチャット[BBchatTV] | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース